5年前までは、その存在すら 自分とは縁の無かったが
今、まさかのコンビニ店員として
週末働くことが定着してしまった
あれは、およそ5年前の夏であった。
知り合いの奥様から、
週末よく行くセブンイレブンのオーナーから
人手不足を訴えられているという話を聞き、
それゃ無理~です!
ここに座って事務仕事しかしたことが無いと
教室の受講生の“Mさん”と笑い話の様に話をしていた
翌週に事件は起きた。
当時、認知症の父親と母との同居から数年目・・・
母親との確執に煮詰まっていた私に
その受講生“Mさん”が鶴の様に美声を放った。
“田中さんは、セブンイレブンに行きなさい”
と。。。
その当時、2016年7月27日に、
作家村田紗耶香さん の 『コンビニ人間』という小説
が文藝春秋より刊行されて話題になっていました。
芥川賞を受賞された村田さんは、コンビニ店員として
本当に仕事されていて、
記者会見では
“今後コンビニは続けらるのですか”との質問に
“オーナーに相談してみます”と言われていたので
吃驚したものでしたが・・・
その内容は本当に面白かった!
システマティックに働く36歳の未婚の女性、
を通して
世の中の物差しは、厳しい!
「普通」って何?
と問う社会風刺が描かれている
と思った。
しかし私の次男君も
お母さんの言う「普通」って何?
と投げかける問いと同じ
匂いがした・・・
そういえば習慣というものは恐ろしいもので、
セブンのレジ操作で瞬間 違った位置に一万円札を
入れていた私に
オーナーが
マクドナルドがそうしたの??
って鋭い切り返し。
そうもう40年近く前になるけど学生時代、
マクドナルドで5年ぐらいバイトしたことがあったのだった。
あの時も、最初は何も出来ない私は
自己肯定感がまるで無く
一年間ラウンドのお客様係だけで、レジも出来ずに
悔し涙を流した事もあった。
仕事時代
“1円でももらったら仕事”と言う先輩の声を思い出す。
人生は何度も繰り返し繰り返し
チャンスをきちんとくれる。
マクドナルドもセブンイレブンも
今の仕事もずっと続けていればきっと良かったと思える日がくる
受講生の方の伴走者になりたい
マクドナルドの給料明細の中に
貴方の将来の糧になります様に・・・
と書かれていた。
まずまずは佳い方向に行っていると思う。
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